漫画サブスクは微妙?読み放題サービスに最新漫画が無い理由

「月額料金を支払えば、最新の漫画が読み放題になるサービスがあれば良いのに…。」
誰でも一度はそう思ったことがあるでしょう。
現在、漫画サブスクが全く存在しないわけではありません。
しかし、現在世の中にある「漫画サブスク」は、
- 最新漫画や人気漫画が読み放題の対象外
- 最新漫画や人気漫画を読めても、読み放題の冊数に制限がある
という状況です。
この記事では、漫画サブスクの”読み放題”に「最新漫画や人気漫画」が無い理由について解説していきます。
また、最新漫画や人気漫画をお得に読む方法も紹介していきます。
漫画サブスクの読み放題に最新漫画が無い理由


そもそも漫画サブスクは、定額料金でたくさんの漫画が読めるサービスです。
各社サービスによって、料金や読める漫画冊数は異なります。
しかし、ほとんどの漫画サブスクで、「最新漫画や人気漫画」が読み放題の対象になりません。
例えば、鬼滅の刃や呪術廻戦などの人気のある最新漫画が制限なく読み放題のサブスクは存在しないのです。



でも、音楽が聴き放題のサブスクは、新曲・人気曲が制限なく聴き放題ですよね。
また、映画やドラマが見放題の「動画サブスク(SVOD)」も、新作アニメ・ドラマが見放題のサービスは存在します。
音楽サブスク・動画サブスクと漫画サブスクでは、なぜこのような差があるのでしょうか。
筆者は下記の2点が原因だと考えています。
- 誰でも保存しやすいデータだから
- サブスクよりも購入が儲かるから
それぞれ詳しく解説していきます。
1.誰でも保存しやすいデータだから


電子版の漫画サブスクは、誰でも保存しやすいデータです。
音楽のデータを保存しようとしても、音質は明らかに劣化してしまい、ほとんどの人が満足に楽しめないでしょう。
また、アニメやドラマのデータを保存しようとしても、低画質になってしまったり、大容量になってしまいます。
それに対して、漫画のデータは、
- スクリーンショットなどで容易にデータを保存できる
- 保存しても画質の劣化が少ない
- 動画ほどデータが大きくない
といった特徴があります。
もし、最新漫画や人気漫画が読み放題のサブスクが登場すると、「1ヶ月だけ契約して、気になる漫画を保存してしまう人」が現れるのではないでしょうか。
1ヶ月だけ契約して、気になる漫画を保存してしまう人が現れると、漫画サブスクの提供側は安定した利益を得られません。
音楽や動画のサブスクよりも「リスク」があるため、最新コンテンツや人気コンテンツを提供しづらいのだと考えられます。
2.サブスクよりも購入が儲かるから


最新漫画や人気漫画は、1巻400~600円で売ったほうがサブスクよりも利益が大きいと考えられます。
ユーザーからするとお得で便利なサブスクですが、クリエイターへの収益はどうでしょうか。
音楽サブスクを例として紹介します。
以下は、「ヒャダインが訴える サブスク時代、今のままではアーティストが育たない」の一部抜粋です。
CDだったら例えば1枚3000円とかするんですが、定額だったら1か月で980円とか払ってウン万曲聴くことができるんで、1曲あたりの収益っていうのがめちゃくちゃ少ないんですよね。そういうことによりまして、ミュージシャンに返ってくるお金が本当に少ない。
「お金お金って言うなよ」って思われるかもしれないんですが、お金が無いとミュージシャンも音楽を続けることができないんです。
上記は「CDと音楽サブスクの収益」に関して、音楽クリエイターのヒャダイン氏が言及している内容です。
ヒャダイン氏は、音楽サブスクはCDと比べてミュージシャンに還元されるお金が少ないと述べています。
これは、音楽サブスクだけではなく漫画サブスクにも当てはまると考えます。
漫画サブスクよりも単行本のほうが漫画家に還元されるお金は多いのではないでしょうか。
最新漫画や人気漫画は特に単行本が売れやすいため、漫画サブスクの”読み放題”に含まれづらいのです。
しかし、それではサブスクのメリットとは何でしょうか。
だけど、サブスクはとてもいい部分もありまして、大物ミュージシャンとか持ち歌が多い人たちは、昔の曲は「カタログ」っていうんですが、そのカタログ曲が多いとその分いっぱい聴かれるじゃないですか。となると彼ら彼女たちにとってはものすごく有利な状況で、旧譜によって累積でいっぱい曲数を聴かれるっていうことがあります。
ヒャダイン氏は、サブスクのデメリットだけではなくメリットも挙げています。
音楽サブスクによって「昔の曲」が聴かれるキッカケになり、ミュージシャンに還元されていると述べています。
他にも、音楽サブスクで初めて曲を聴いた人がファンになる可能性もあります。
ファンが増えれば、ライブやグッズを通じてミュージシャンの収益が増えることでしょう。
漫画でも同様に、漫画サブスクによって「昔の漫画」が読まれるキッカケになるのは間違いないです。
さらに、作風やストーリー性に惹かれて、ファンが増える可能性もあります。
長期的に見れば、サブスクにもクリエイターに対して良い効果があるのではないでしょうか。
最新漫画や人気漫画をお得に読む方法はないのか?


ここまでの内容で、漫画サブスクの読み放題に「最新漫画や人気漫画が無い理由」を解説しました。
漫画を読む側の気持ちとしては、「安くお得に最新漫画や人気漫画を読みたい!」というのが本音でしょう。
ここからは、最新漫画や人気漫画をお得に読む方法を2つほど紹介します。
1.ポイント制の漫画サブスクを利用する
まず、ポイント制の漫画サブスクを利用することでお得に漫画を読めます。
コミック.jp


月額料金 | 550円~ |
読み放題冊数 | ポイントがあるだけ |
ジャンル | 漫画単行本 |
無料期間 | 30日間 |
支払い方法 | クレジットカード / キャリア決済 |
運営会社 | 株式会社エムティーアイ |
アプリの有無 | 無 |
ポイント制の漫画サブスクとして、特にオススメしたいのが「コミック.jp」。
コミック.jpは月額550円から利用できる漫画サブスクです。
「漫画サブスクのおすすめ12選!漫画定額サービスの比較と選び方」でも紹介しており、鬼滅の刃や呪術廻戦などの人気漫画も読めるのが特徴です。
コミック.jpは月額料金でポイントを購入し、購入したポイントを使用して好きな漫画を購入するシステムです。
支払った月額料金よりも付与されるポイントが多いので、通常よりもお得に漫画を購入できます。
月額料金 | 毎月付与されるポイント |
---|---|
550円 | 600ポイント |
1,100円 | 1,200ポイント |
2,200円 | 2,500ポイント |
当サイトでは、このような漫画サブスクを「ポイント制の漫画サブスク」と呼んでいます。
コミック.jpは無料期間が30日間あるので、誰でも気軽に始めることが可能です。
無料期間中は1,200円分のポイントが付与され、漫画を2巻ほど購入できます。
\ コミック.jpはこちらから /
2.電子書籍サイトのセールを待つ
電子書籍サイトのセールやクーポン、ポイント還元を利用すると、お得に最新漫画や人気漫画を購入できます。
DMMブックス


いちおしの電子書籍サイトは「DMMブックス」です。
DMMブックスは、過去に「初回購入70%OFFキャンペーン」を開催していました。
あまりにお得だったキャンペーンでしたが、「DMMがキャンペーンだけで60億の赤字を出す結果」になったのは記憶に新しいです。
(参考)
これほどお得なキャンペーンは、正直言ってほとんどありません。
しかし、DMMブックスは年に数回キャンペーンを開催していますので、「お得に漫画を買いたい!」という人にはオススメです。
\ DMMブックスはこちらから /
本当に漫画サブスクは微妙なのか


最新漫画や人気漫画が読み放題に無い場合が多いため、「漫画サブスクは微妙」と考える人もいます。
しかし、本当に漫画サブスクは微妙なのでしょうか。



私はそんなこと無いと思います。
そもそも、漫画って
- 新刊だから面白い
- 世間的に人気だから面白い
ということではないですよね。
面白いと評判の漫画でも、「いざ読んでみたら微妙だった」という経験のある人も多いはず。
「面白い」と感じられるかどうかは、結局のところ本人次第です。
つまり、実際に漫画を読むまでは面白いかどうかも分かりません。



漫画サブスクでは「たくさんの漫画を読んでも料金は月額料金だけ」です。
あなたにとって面白い漫画を”実際に読んで探せる”のは、漫画サブスクの大きな魅力といえます。
どんな人にもオススメ!とは言いませんが、漫画好きの人には一度利用してみてほしいサブスクです。
この記事のまとめ


この記事では、現状の漫画サブスクについて解説したり、最新漫画をお得に読む方法について紹介したりしました。
この記事のまとめ
- 漫画サブスクの読み放題に最新漫画が無いのは、「誰でも保存しやすいデータだから」「サブスクよりも購入が儲かるから」
- お得に最新漫画・人気漫画を読む方法は、「ポイント制の漫画サブスクを利用する」「電子書籍サイトのセールを待つ」
- 漫画サブスクの大きな魅力は、面白い漫画を実際に読んで探せること
当たり前のことですが、最新漫画や人気漫画が読み放題じゃないからといって、漫画海賊版サイトを利用するのは止めましょうね。
漫画海賊版サイトを利用してはいけない理由については「海賊版でマンガが危ない(出版広報センター)」や「深刻な海賊版の被害(出版広報センター)」などをご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。